Hidehiro's Blog

ゴールデンウィークに、内蔵ハードディスクをSSDに交換した私のMacBook Proですが、ここの所、速度の低下が見られる様になりました。
特に、OSの起動時間に顕著にあらわれ、交換直後は20秒前後で起動していた所が、最近は40秒近くかかる様になりました。

XbenchでDiskのベンチマークを行った所、特に書込の速度が2〜3割低下している事がわかりました。

インターネットで調べた所、
・SSDの速度低下を防ぐ手段として、TRIMコマンドがある
・Mac OS Xでは、TRIM機能は10.7 Lionで正式対応、10.6.7は一部機種(BTO時にSSDを選択した場合)のみ対応
・Intel製SSDはTRIM OFFの場合の速度低下の幅が大きい
との事でした。

一ヶ月後に10.7 Lionが発売される為、そこまで待つか迷いましたが、一度体感した交換時の速度を忘れられない為、TRIM機能を有効化する事にしました。
(自己責任です)

TRIM機能の有効化には、「TRIM Enabler for Mac」というアプリケーションを使用しました。
当アプリケーションにて、システムファイルの一部を更新し、TRIM機能を有効化する様です。
手順は簡単で、「Backup」ボタンを押下し対象のシステムファイルをバックアップ後、「Patch」ボタンを押下しシステムファイルを更新します。
更新後、再起動する事で、全ての手順が完了となります。

結果ですが、SSD交換直後の状態に戻りました。
OSの起動時間も20秒前後に戻り、Xbenchでのベンチマークでも、スコア上は元に戻りました。

自己責任ではありますが、実行した甲斐がありました。
顕著な効果が見られた為、父のMacBook Proにも適用しました。

[Groths.org: TRIM Enavler for Mac]
http://www.groths.org/?p=308

[理想未来はどうなった？: Mac OS X 10.6 Snow LeopardでSSD TRIMコマンドを有効化するツール『TRIM Enabler for Mac』]
http://d.hatena.ne.jp/pcmaster/20110428/p1

[DOS/V POWER REPORT: SSDの性能低下とTrimの効き具合を大検証！]
http://www.dosv.jp/other/1005/18.htm